専門性の高いカラーコーディネーター検定試験

色彩関係の資格として、様々な職業と組み合わせることで効果を発揮できるのがカラーコーディネーター検定試験です。
東京商工会議所が行っている検定で、公的資格になるところが強みでしょう。

色彩に関しての知識を問う試験で、類似しているものに色彩検定が存在します。
色彩検定がファッション・アパレル系に特化しているといわれるのに比べ、工業的や学術的な色が強まるのがカラーコーディネーター検定試験になります。
そのため、専門性が高いと評価されているのです。

受験資格は特になく、誰でもどの級からでも受験することができます。
合格ラインは70点以上で、難易度としては色彩検定よりも高くなると考えるといいでしょう。
1級まで取って初めて効果を発揮する検定でもありますので、計画を練って進めていく必要があります。

1級を目指すためには

受験者属性を見てみると、圧倒的に専門学校などの学生が多いことがわかります。
サービス業とともに、専門課程で必要となる知識が多いともいえるでしょう。
他にも、建設業や運輸通信といった分野からも受験している人がおり、幅広く使われている資格であることがわかります。

難易度としては、1級となると環境分野の合格率が10%台まで落ち込み、かなり厳しいレベルになることが予想されます。
2級の30%と比べると半分以下まで落ちますので、レベルの差が大きいこともわかるでしょう。
色彩といっても感覚だけでとらえるのではなく、理論もしっかりと理解していなければ合格することができません。

テキストも数多く販売されていますので、そういったもので勉強するほか、商工会議所主催のセミナーに参加してみるのもいいでしょう。

1級が3分野に分かれ、専門性が高められており、同時受験ができないシステムですので、集中して勉強していく必要があります。
それだけ、奥行きのある知識が必要となりますので、様々な情報を身につけていかなければなりません。

多方面で活躍することができる資格

資格取得ができると、様々な方面で活用することができるようになるでしょう。

ファッション関係はもちろんのこと、店舗の展開などにも役立ちますし、設計の分野でも重要な知識となります。
ホームページなどのデザインでは、色の配置次第で印象を大きく変えることができ、効果に違いが生まれますので、カラーコーディネーター検定を生かすことができるでしょう。

単独では、色彩感覚を磨く資格で、あまり効果がないように見えますが、どうやって生かすかがわかってくると、高い効果を発揮することができるのです。